オーガニックとは?

フランスのオーガニック認証とヨーロッパ認証

このABマークと葉っぱのマーク、ご存じですか?

この2つのマークは、フランスのオーガニック認証マークです。2018年のアンケート調査では97%の国民がこのマークを知っているという結果が出るほどポピュラーなもので、マルシェでもスーパーでもあちこちで見かけます。

今日はこの2つのマークについて簡単に説明したいと思います。
まず、ABマーク。これはAgriculture Biologique、オーガニック農業または有機農業の略です。
このマークは
・オーガニック100%の農産物(化学肥料や合成肥料、農薬、または遺伝子組み換え技術を使わないなどの条件)
・最低95%のオーガニックの材料(水と塩を除く)を使用した加工食品
に認定することができます。
オーガニック認定は、生産者や製造者が国が定める団体(有名どころではエコサート)に申請し、すべての生産過程(生産、加工、保管、流通)のコントロールを受けます。認証されてからも1年に1度の厳しいコントロールがあります。
そしてこのABマークがフランス独自のマークであるのに対して、もう一つの葉っぱ型のマークは「ユーロリーフ」と呼ばれるもので、ヨーロッパ共通の有機農業規則によって生産された農産物や加工品につけられるもので、負担目録はABマークと同じです。

ABマークが正式に使われるようになったのが1980年と歴史があるのに対し、このユーロリーフは2010年に誕生したばかりです。
そして、このユーロリーフ誕生の際に、有機農法に関しては、遺伝子組み換え技術は使用してはならないのはそのままですが、やむを得ない場合は0,9%までの遺伝子組み換え技術の痕跡が残ってしまっても仕方がない、とされてしまったりと、もともとの厳しい負担目録がほんの少しだけ緩んでしまいました。

そんな少しだけ残念な面もありますが、このABマーク、1920年代に農学者、お医者さん、農業従事者、消費者の団体が考え出したもので、自然界の調和・独立したシステム・肥沃な土壌による農業生産などの代替農業の先駆けとして始まりました。
今もその精神は変わらず、生態系の保全や動物の飼育環境への配慮、生物の多様性や土壌肥沃度の高いレベルでの維持、農薬や合成肥料、遺伝子組み換えの禁止、天然資源の責任ある管理など、高い意識が掲げられたシステムになっています。

フランスのオーガニックのお店に行くとこのマークがずらーり!かなり気持ちのいいものです。また、マルシェでも、オーガニック農家さんはこのマークのパネルをスタンドに下げていたりして、一発で分かります。
また、このマークを取得し、維持するのは有料です。
様々な条件で金額は変わりますが、この認証マークがなくても、「農薬、化学肥料を使っていません」というパネルを掲げてマルシェで野菜を売っている農家さんもいたりして、信頼関係によってオーガニックであることを示す農家さんもいたりします。(よって、こういった農家さんはオーガニックのお店と取引をすることはできません)
また、慣行農業から有機農業へ移行する場合は、2~3年かかるといわれています。オーガニック認証団体の指導の下、計画を練ったり土壌を改良したりしていきます。
オーガニックのお店ではその移行期間の農作物にはきちんと表示がしてあり、その移行期間でも農家さんは野菜をお店に降ろすことができるのが良心的だなぁと思います(マルシェで売る分には自由です)。

このようにフランスではオーガニックの農産物へのシステム(生産から流通まで)はしっかりと確立しており、私がフランスに住み始めた2011年から、近くの町のマルシェでは目に見えてオーガニック農家さんのスタンドも増えましたし、オーガニックのお店も増えました。オーガニックへの様々な取り組みも増えてきていて、またお知らせできればと思います。

良い週末をお過ごしください

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