SDGs フランスのオーガニック給食 貧困、飢餓

貧困と肥満からのメッセージとは

プレハブを積んだような公営住宅を通り抜けると、突如としてスパイスや揚げ物の匂いが漂ってくるジャークチキンのお店が軒を並べ、そのひとつ通りの向こうには、
突如、美しい壺や鳥や花などのプラスタ・ワークが壁に施された大邸宅が並ぶ、高級住宅街がひろがっている。
こんな近い距離に、いろんな人種や様々な階層の人々が、道を隔てて何かテリトリーとも言える場所を作りながら暮らしているのがロンドンである。
その町にどんな人が住んでいるかを知るには、
王室御用達のウェイトローズがあるか、安売りスーパーのアルディなのか、どんなスーパーがあるのかで大体判断できる。
だが、どの町にもだいたい共通してあるのが、ファーストフードと呼ばれるフライドチキンやピザのお店、マクドナルドだ。
そんな店の中には、フライドチキンがサンドされたハンバーガーとフライドポテト、おまけにコーラが付いて350円などというツワモノファーストフード店もある。
チープな値段にボリュームが兼ね備わっている高カロリー食品だ。
イギリスは、人口63%以上がオーバーウェイト、28%が肥満なのだそうだ。(肥満の基準はBMI値 30以上)
アメリカの40%に比べればまだ少ないものの、
英国を歩くと、お腹がまるまる、ぽっちゃりとした老若男女をかなりの割合でよく見かける。
この肥満、大人だけの問題ではなく子どもたちの肥満も問題になっている。
そしてある日、こんな衝撃なニュースが流れた。
「裕福な子供よりも貧困層のほうが、肥満率が高い」
というのだ。
1946年から2001年まで子どもたちの体重、BMI、身長のデータから
戦後は、貧困層の子どもたち
の平均体重が低かったのに対し、2001年ではその値が逆転していたという。
このロンドン大学の統計は、
普段の食生活に当然ながら関連していて、
高エネルギー、
栄養価の低い食事、
低価格、
チープジャンクフード
調理時間が早い
簡単
などの理由から貧困層の子どもたちの親は、こんな食事を選ばさるを得ない。
また、食品添加物の中には、ホルモンに作用して、肥満を引き起こすものがある。
近年の調査では、食べ物が腸内細菌を増やし、その菌は、人間の身体の機能はもちろん、感情にまで影響しているとの調査結果もある。
量を食べているから「太る」のではなく、人間のからだに複雑に作用して「太る」のだ。
肥満は、
免疫力を低下させ
コロナの死亡率2倍(BBC調べ)
ガンや糖尿、炎症、呼吸器系に影響
と負のループに入っていく。
世の中は複雑にからんでできている。
簡易化された工業的な食べ物ほど罪深いものはない。
でもそれを選ばざるをえない状況もこの世の中には存在する。

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