オーガニックとは? 参加型認証制度PGS

住まいにも教育にも使うオーガニック認証〜PGSとは

目次

テイスティ?Soオーガニック? ユニオンジャックな人参?

スーパーに人参が並んでいる。

・ユニオンジャックをデザインしたパッケージの英国産人参 0.70£/kg

・リーフマークとソイルアソシエーション(イギリスのオーガニック認証)のロゴがついたオーガニック人参  ’So Organic' 1.67£/kg

・スーパーマーケットブランドの ’テイスティキャロット’ 0.41£/kg

このパッケージを見るとどこで育ったのかと価格という情報だけが入ってくる。

このパッケージからは、どこで育てられたかわからない人参<英国産<英国産でオーガニックと言う順で値段が上がる。

オーガニックで育てられた人参の場合、オーガニック認証があることで、

食べ物がどんな風に育てられたかが認識出来る。

基準があり、消費者は、信頼して ”選ぶ” ことができるのがオーガニック認証である。

郡山市長選 無農薬給食に関する政策アンケートの結果

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オーガニックとは?


・殺虫剤、食品添加物、抗生物質、照射法、下水汚泥
GMOの種、合成、科学的なものを使わない。

・化学物質を使わないで数年経過した土地を使って育てたもの

・家畜は、餌、家、飼育に決められた広さを与える

・作物や生産物、また販売(監査証跡)を残す

・オーガニックのものとそうではないものを区別する

・抜き打ちも含めた定期的な検査を受ける

SPG参加型認証制度とは?

街に住んでいると、オーガニック認証というのはとても役にたつ。

でも、

どんな人がどんな考えで育てたのか?

フェアトレードで育てられているか?

なんて知るよしもない。

✔もしそれを認証できるなら?

✔食べ物にも、コスメにもテキスタイルにも適して

✔住まいにも応用できて

✔共同購買にも

✔生産者にも消費者にも加工者にも適用できて

✔教育や活動にも

✔そして世界に繋がれる信頼関係を築くことができるなら?

それらをすべて含めた認証が 参加型認証制度 PGS

Participatory Guarantee Systems

参加型認証は、グループで取得する

IFOAM(International Federation of organic agriculture movements)は、オーガニック認証を管理する団体です。

IFOAMとは?

IFOAMは1972年にパリ近郊で設立されました。それ以来、世界中で有機農業の普及に努めてきた草の根の会員組織(国際NGO)です。現在世界100カ国以上の約800以上の団体がIFOAM に加盟しています。構成メンバーは各国の小規模農家や有機農業団体、有機認証団体、コンサルタント、研究者、消費者、国際企業などです。IFOAMの使命は、有機農業運動をそのすべての多様性において、リードし、結びつけ、支援することです。 IFOAMの目標は、有機農業の原理に基づいた生態学的に、社会的に、そして経済的に健全なシステムの世界的な導入です。

IFOAMは、国連の社会経済理事会(ECOSOC)の認定NGOです。有機農業を通じたアフリカ・アジア・ラテンアメリカ等の開発支援をFAO(国連食糧農業機構)やUNCTAD(国連開発貿易会議)など国際機関との協力において行っています。IFOAMは、ISO(国際標準化機構基準)から公式の基準設定機関として認定されています。

参加型認証システム ” PGS  ” を得るには、

IFOAMの正会員登録し、

PGS認証を申請する。

有機認証と違い、グループで申請するのが特徴で、個々が負担するオーガニック認証に比べて負担が少ない。

このグループが

  • 認証基準の設定
  • 農場調査
  • ロゴの管理

を行う。

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参加型認証の特徴とは?フランスの参加型認証Nature et Progrèsの場合

フランスの参加型認証Nature et Progrès ナチュール・エ・プログレは、IFOAM設立メンバーでもあるから歴史が古い。

化学的な肥料や、工業的作物がさらに進んでいった60−70年代に危機感をもち、アグロインダストリーの代替モデルとして、土地の肥沃、農業者の自給、すべての人に健康をもたらすためにラテンアメリカで始まったムーブメントから生まれた、フランスでも歴史ある認証の一つで29の地域圏、800人以上の生産者が集まるグループである。

オーガニックであるというだけではなく、地域の経済や食を守る、環境を守る職人的に作られた伝統的なものを守る、そして、それはその地域の人が話し合って決めていく。

オーガニックは認証を与えるという一方的な要素があるが、

方向性も守るのも、決まりを作るのも

自分たちだという考えから

スペックを決めていくのも管理するのも改善していくのもそのグループが行う。

Nature et Progres ナチュール・エ・プログレの目指すところは

ポイント

  • 社会の多様な人が参加し、公平で緊急の課題へのプロモーションと研究を進める
  • 職人的に作られたものを守る
  • ローカルで、自給できる知識を養う
  • 均衡の取れた尊敬の念のある農業
  • 活性する地方の組織
  • 地域の食を守る
  • 環境を守る
  • 次世代へ妥協しない
  • 季節感を大事にする

 

アグロインダストリーの代替モデル

土地の肥沃

農業者、消費者、加工者、すべての人と環境に健康をもたらす

参加型認証の仕組み フランスの参加型認証Nature et Progrèsの場合

参加型認証は、グループで認証を取得する。

Nature et Progrès ナチュール・エ・プログレの場合、

消費者

農業者、または加工業者

が加入できる。

Nature et Progres ナチュール・エ・プログレの決まりがあり、基本的に全国共通だが、

地域圏(日本でいうと県のようなもの)にも支部のようなものがある。

この地域圏ごとで地域に合わせた決まりを作る。

その決まりは、定期的に行われるミーティングで話し合い、改善されていく。

ミーティングには、農業者だけではなく、消費者や加工業者、専門家、事業を始めたばかりの人など、様々な立場の人が集まるので、意見は多様化し、大きな視点を得ることが出来る。

同じ視線を持つ、シェア・ビジョン SHARE VISIONが一つの大きなPGS参加型認証の特徴である。

参加型認証の審査方法

審査の方法  フランスの参加型認証Nature et Progrèsの場合

step
1
Nature et Progres ナチュール・エ・プログレに問い合わせる

*中央組織にある認証ユニットが対応する

step
2
決まり、仕様書、契約書、価格が送付される

*中央組織にある認証ユニットが対応する

step
3
審査代を支払い、現地を調査する

*ローカル地区による

step
4
認証のための審査が始まる

*ローカル地区による。1年〜3年かけて話し合い、改善、解決していく

step
4
認証され、認証書とロゴが付与される

 

この後も1年に一度の契約の更新、消費者+生産者+経験の多い生産者のグループによる現地での話し合い、すべての人が参加できるミーティングを行う。

日本のこれから  参加型認証制度

フランスの参加型認証Nature et Progrèsに限らず、世界にはさまざまなPGSが存在する。

日本にもIFOAM認定の岩手県雫石でPGSが存在し、活動している。

雫石では、オーガニック認証と同じルールでグループとして認証しているのが特徴だ。

この参加型認証制度は、学校、または病院や施設などの給食を進めていく上で、

地域ごとに地域ならではの決まりを作り、

残っている知恵の保存や文化の継承、

参加することにより、地域の人が自ら考えて進めることが出来る

方法の一つではないかと思う。

もし、一緒にSPGをつくっていきたい方、一緒に勉強して構築していきませんか?

興味があれば是非コンタクトを

    参考資料https://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan/kankyo/attach/pdf/20191209seminar-4.pdf

    ナチュール・エ・プログレのサイト

    https://www.natureetprogres.org

    sponsor link

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