フランスのオーガニック給食

3月お話会講師 フィリップ・エネさんの紹介

3月に(日程未定)現在のフランスのオーガニック給食についてZoomにておはなし会を開催する予定です。

今フランスでは、学校給食がオーガニック給食に変わってきています。20年前、草の根運動のようなところから始まった活動が、国全体の動きとなり注目されています。

フランスでは20%以上の材料をオーガニック、50%は地元の食材や環境保護に関連する認証のある食材を導入することが法律で決まり、子どもたちの給食はよりよく進んでいます。

この動きの中で、調理師と栄養士を中心としたグループがオーガニック給食の成功に一役かっています。フィリップ・エネさんは、このグループを通して20年もの間学校給食に協力し、活動してきました。

この記事では、フィリップ・エネさんの紹介をしたいと思います。

フランス、エコファーム

ノルマンディーのシンボルであるモンサン・ミッシェル、豊かな海に囲まれ、牧草地の広がる雄大な風景の中にフィリップさんの家がある。

両親は乳牛農家、兄弟は薪窯でオーガニックパンを焼き、週末にマルシェへで売る。

両親は、ノルマンディー初の農家民宿を、兄弟はオーガニックと言う言葉がまだ認識されていない頃からオーガニック農業に取り組み、その麦でパンを焼いている、先進的な家族だ。

その農家の一角には、週末になると地元の人が続々と集まってくる茅葺屋根の建物がある。

フィリップさんの経営するオーベルジュ・ペイザンヌ*1だ。

*1現在は経営形態が変わっています。

お客様も働くレストラン

オーベルジュ・ペイザンヌの中には薪窯と暖炉に火がくべられて、大きな栗の木の厚みのあるテーブルが並ぶ。

オーベルジュではメニューがない。

知らない人も知っている人も大皿を分け合う。

農場で育ったポークが薪窯で焼かれ香ばしい匂いがする。

隣の建物で焼かれたお兄さんの田舎風パン、近所の野菜農家が育てた野菜が添えられ、敷地内で作ったシードルが供される。

普通のレストランと違って、サービスはなく、食事が終わったらお客様がキッチンの洗い場まで運び、

ドアの鍵をしめて変える。何時まで居ても良い気軽さもあり、会議や忘年会、誕生日に結婚式と地元の人で賑わう。

このレストランは、サービスを受けるためのレストランではない。

フィリップさんがデザインしたのは、分かち合い、享受する場所だ。

子どもたちの食べ物が緊急課題

オーベルジュ・ペイザンヌのような豊かな風景がノルマンディーに広がっている訳ではない。

毎週立つ、ファーマーズ・マーケットでは、掘りたての新鮮な野菜、手作りの網カゴ、ノルマンディ特産のチーズ、オーガニックも含め地元の食材が集まるが、同じ市では、大きなスーパーで買い物をする人も多い。

きれいにパッケージされ、便利で衛生的な食品。

食の工業化の裏には、様々な問題が囁かれる。

食の危機は、近くまで来ている。食の改善は緊急の課題と、

学校給食を手作りで、栄養バランスが取れた、オーガニックの食材で始めようと

仲間たちと話しあった。

オーベルジュ・ペイザンヌからもう一歩踏み出したのだ。

学校給食への取り組み

折しも、政府がオーガニックに取りくみ始めていた。

フィリップさんと仲間たちは、

どうすれば、給食にオーガニックが取り入れられるかを模索した。

通常よりも価格が1.5倍ほどのオーガニック素材をどのように取り入れることができるか、

栄養成分を十分に取り込むにはどのように調理すればよいのか

仲間が集っては、栄養の勉強、レシピに落とし込むなどの作業を続けた。

ときには学校に出向き、その料理を学校給食に携わる調理人と共有していった。

2017年、フランスはエガリム法という法律ができ、農業と健康的で環境考慮するためのインフラが整った。

フィリップさんの活動は、さらに広がっていく。

 

農業未来法 エガリム法〜フランスの給食を変えた法律

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お話会の内容

3月に、フィリップさんを招いてフランスのオーガニック給食の取り組みをお話します。

ーフィリップさんのオーガニック給食の取り組み〜どのようにゼロから100%にできるのか

ーフランスの100%オーガニックの学校の取り組み

ーフランスの法律、エガリム法について

などお送りする予定です。

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フランスのオーガニック給食に取り組んでいるフィリップさんが紹介されました。

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